さて。続き続き。
◇線香花火投下事件◇
線香←で合っているのかどうかすら疑問だけど、そんな事はどうだって良い。
どうにかなるのだよ。
或る夏の夜。
隣のアパートに住む女子と
『花火をしよう!』
となり、吉田家とアパートの駐車場を隔てているブロック塀(へい)一枚をヒラリと軽快に飛び越す俺、哲也、そして…
グシャ…
嗚呼…修治…
修治は塀を飛び越した後、着地に失敗した模様。
頭から血を流している。
重傷だ。
早速、母上に身柄を引き渡す。
んで、容赦無く花火開始。
ワァワァキャーキャーやってたら、修治が戦線復帰。テンションに任せて騒いでいたら、誰かが俺の名を呼んだ。
手持ちは線香花火。
そのまま修治の頭上をショートカットして移動した。
移動直後、花火が消えている事に気付いて舌打ちをする俺。
嗚呼、消えてしまった…等と感傷に浸っていた。
ふと…目を流すと、横に居た哲也がポカンと口を開けて俺を凝視してる。
ん?何だ?
と問いかけるも、反応無し。
おまけに視線がぶつからない。
そう。
哲也は俺を見てたんじゃない。
俺をスルーして、その先に居る人間を見ている。
…修治だ。
振り返り、修治を見ると…頭で何かが光っている。
やがて光りは輝きを増し、劇的な変化を…。
何ィ!?頭から火花だと!?
しかも…ヤダ!美しい!
間違い無い…
これは…線香花火のソレじゃないか。
直後、修治は声にならない叫び声を上げ、転げ回った。
…犯人は未だ不明。
頭に花火なんて…極悪っ☆
◇窓を掘ろう!事件◇
雪が降った。
雪が降ったのだよ。
子供ながらにはしゃぐ我等馬鹿三匹。
それよりもはしゃぐ爺ちゃん。
学校から帰ってきたら、庭に馬鹿デカイ『カマクラ』が出現してた。
早速、哲也とスコップ(鉄)を持ち、騒ぎ始めた。
小一時間たって、窓が足りない、という結論に達した。
んで俺は外、哲也は中から、スコップ(鉄)で掘る事に。
あとはもう…ねぇ?
お約束みたいなモンよ。
サクッと…ね?
哲也の額から赤いのがブシュッてなったみたいな話よ。
あぁ!刺しましたとも!
勢いよくねェ!
そりゃもう一撃目から!
やたら手応え有りましたよ!
カマクラ硬っ…て思いましたよ!
…その日の夕暮れは
雪達に乱反射した橙色がとても綺麗で
何かもう、色んな意味でスゲー泣けました。
続く(:_;)


毎度。
さて。