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2006年08月30日

‡Creep‡其ノJ

photo.jpg
黒プードルは「ニーナ」という名らしぃ…。
正面から見たら怪獣でした。

さて。
何かえらく日記をサボっていた為、「早く書け」コールが渦を巻いてたわけだが。
それでも頑としてサボり続けた俺はダメ野郎で言うなら神の領域に…
いやいや。
いかんいかん。
また脱線しとる。

さてさて。
結局、芋ヤンキーMのバンドの練習を見に行く事にした俺。
鳥取駅からバスに揺ら揺ら30分。
随分と山奥まで来てしまった。
着いてすぐにMと合流し、奴の家で昼食ご馳走になった後、練習場所へ。
スタジオにでも入るのかと思いきや…あれ?
Mの家から徒歩5分程の場所で、突然、民家に入って行くM。
あぁ、メンバーを誘うのか、と括って外で待っていたら「早く入れ」と言う。

首を傾げながらお邪魔して、入ってすぐ左の部屋に通される。
おぉ。
ドラムセット。
ここなのか?ここで練習すると言うのか?
民家だぞ?もうアレか?何でも有りか、鳥取は。
などと頭の中を整理していたら、外からMの馬鹿デカイ声が聞こえてきた。
そのすぐ後、ひょろりと背の高い猫背の男が部屋に入って来た。
俺を一瞥して「お」と一言発しただけで、真っ直ぐドラムセットへ。
そのまま収まる所に収まってしまった。
腕組みをして、しきりに貧乏揺すりをしている。
そのまま無言で待つこと数分、楽器を背負ったまだあどけない顔の男が現れた。
「こんにちわ」「あぁ、こんにちわ」
とギコチナク交わした所でMが戻ってきた。
Mに2人を紹介される。
背の高い猫背がマサル。見ての通り、ドラム
楽器を背負って入ってきた彼はアツシと名乗った。ベース奏者だそうだ。
これで揃ったのかと思ったら、もう1人いるらしい…
が。
現れない。
ギタリストらしいんだけど…音信不通。
仕方なく、その日はアツシとマサルと話せるだけ話して、後は指くわえて彼等の演奏を拝見した。
何を演奏してたのかとか、そんな事はキレイさっぱり忘れてしまったけれど。
只々、生音の迫力に圧倒されるばかりで。
然し、Mの歌う姿を見て釈然としないと言うか…単純に格好良いと思えない自分がいて。
何だか何だか。
とても複雑な心持ちになった。
帰りのバスに揺ら揺ら。
Mの歌ってた曲を繰り返し、繰り返し口ずさむ俺。

結局、その次の練習にも俺は顔を出した。
現れたギタリスト。名はトシカズ。
甘いマスク(死語?)にサラッサラのストレートヘア。
サラッサラのね…。いや、深い意味は無い。
んで、早速曲を合わせる彼等。
うむぅ…。
ギター入ると迫力も段違い(むしろ当然です。然し、当時の俺はビックリ)
胸の奥で沸々と熱いモノが湧くのがわかった。
俺もちょこっと歌ってみたり。
んむ。気持ち良い。
こりゃあ良い。

皆と手を振って別れ、バスに乗り込む俺。
小さな頃、新しいおもちゃを手に入れた時に感じた様なあの高揚感。
もう一度、浸ってみたり。
ふいに。
俺はどうしようもなく欲しくなってしまった。
次に湧いたのは根拠の無い自信。

…そうだ。乗っ取ってしまおう。

夕焼けが波引く湖山池を横目にひた走るバス。
その中で、突如降って湧いたような思いつきにときめく俺。
感情を押し殺せずに、じわじわと噴出した夕闇に紛れて口元だけで笑う。

帰宅したら、夕飯が大好物の炊き込みご飯となめこの味噌汁で…
嗚呼、もう死んでも良いや、って思いましたとさ。

では。また。
posted by 圭佑 at 01:47| Comment(21) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月10日

‡Creep‡其ノI

photo.jpg黒プードル。
デカ過ぎやしないか?
知人からもらった画像なんだけど…
んー。
現場に居たかったw

さて。
Creepも10回目ですな。
正直、とっくに終わってるはずだったんだけど、いざ書いてみると、アレもコレもってなって…
終わる気配が無い。
まぁまぁ。
のんべんだらりと綴っていくよ。

中学を卒業し、高校に進学した俺。
鳥取県立商業高等学校。
国際経済科。
わかり辛ぇ。
なんだか堅苦しい名前の科だけど、要は英語が専修科目になってて、ちょっと検定とか頑張っちゃう科。
俺は根っからの文系。
理数は全くダメ。
そんなこんなで中学ん時仲良かった連中はほとんど違う学校へ。
なんだかんだでよく会ってたけどね。

学校生活においては特筆する事無いや。
よく休んで、よく早退して、よく遊んだ。
遅刻はほとんどしなかった。
汽車(電車では無く)通学だったんだけど、皆が乗る時間だと混み混みで。
人混み大嫌いなので、1本早く乗ってた。
だから、遅刻は無い。
強いて書くなら短期留学してたことくらい。
ニュージーランド
最高の経験だった。

高校2年の時、演劇部の人手が足りないってんで仲良かった部員に頼まれて大道具を手伝った。
今考えたら、これが転機になったのか。
不思議なもんだ。

いざやってみると、中々におもしろい。
元々創ったり描いたりするの好きだから遊び感覚でどんどん完成させてった。
んで、迎えた大会当日。
芸術鑑賞(観賞?)は嫌いじゃない。
楽しかった。非常に。
身体を動かすの好きだけど、こういうの(文化部活動)も悪くない。
何だかもうしっかり演劇部員になってしまっていた俺。
ただ、生真面目な、という表現がどうなのかは知らんが、それに近いであろう類の人間が部員の大半を構成してたので…
どう転んだって真面目そうには見えない(らしい)俺は他校の皆様から、明らかに敬遠されまくる始末。
それでも、2回3回と顔合わしてるとさすがに慣れて、普通に話しかけられるようになった。

その中にMという男がいた。
見た目は芋ヤンキー。笑えた。
正直、どうしようもなく胡散臭い印象を持った。
奴と奴の高校の部員と話しているうちに、大会の打ち上げでカラオケに誘われた。
暇だった上に、中学卒業カラオケ以来、すっかり歌う事にご執心だった俺は即答OK出した。
んで。
歌ったら褒められた。
ひどく褒められた。
図に乗る俺。
調子に乗って歌うと、負けじとMも歌う。
カラオケの後、Mは「バンドを組んでいる」と言った。
「練習を見に来ないか?」とも言った。
ほぉ…バンド…。
興味津々な俺。
翌週の日曜に練習があるのだと言う。
見に行くよ、と約束をして別れた。
約束はしたものの、練習場所までバスで片道約30分…
めんどくせーな…テキトーに誤魔化して断るかくらいに思っていた俺。

その日が、俺のバンド人生の始まりの日になるとも知らずに。
posted by 圭佑 at 07:07| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月08日

‡Creep‡其ノH

060322_092443.jpg
うぎゃー!!
失礼。
吉田です。

さてさて。
前回のくだりで散々だったわけで。
俺は人前で歌う事に抵抗を感じるようになった。
カラオケなんて絶対に行かなかったし、音楽の授業で歌う事さえ躊躇った。
トラウマってこういう事を言うのか?
よくわからんが、とにかく怖かった。
また笑われるんじゃあないか?と、怖くて仕方無かった。

その反面。
独りではよく歌った。
暇さえあれば歌った。
上手くなりたかったのと、単純に、歌う事は素晴らしく楽しかった。

中学3年の時、同じクラスになった学年1の人気者がミスチル好きだと知った。
気が付いたら、よくわからんくらい仲良くなってた。
いつも一緒にいた。
彼は俺のハニー(片思い)とも仲良しで、そのおこぼれで俺も仲良くなった。
よくよく聞いてみりゃ、ハニー(片思い)もミスチル好きで、俺なんかよりずっとよくミスチルの事を知ってた。
嬉しかったなぁ…
何だか一気に距離が縮まったような気がしたよ。

中学を卒業した日の夕方。
ハニー(片思い)から電話があった。
皆で集まっているらしい。
ケースケも出ておいでと言う。
なけなしの金を財布に突っ込んで自転車に飛び乗った。
待ち合わせ場所に着いたら、既に仲の良かった連中が勢ぞろいしていた。
カラオケに行くのだと言う。
戸惑った。
待ってくれ。
そう言いたいが言い出せない。
ハニー(片思い)の前で「歌えない」なんて言えなかった。
第一、格好がつかない。
見栄っ張りな俺は焦ってるのを悟られたくなくて、お得意の作り笑いで必死に誤魔化しながらのこのこ後をついてった。

皆、歌う、歌う。
カラオケなんて行き慣れてるんだろう。
俺は適当に笑い合わせてオレンジュースばかり進む、進む。
人気者の彼も、ミスチルを熱唱。
歌は得意じゃないらしい。
何でも万能にこなす奴だったから、少し意外だった。
でも、何より、楽しんでいる。
何だか俺は惨めな気持ちになった。
俺はどうだ?
楽しんでるか?
そう考えると、どうしようもなく惨めな気持ちになった。
「ケースケ、ミスチル歌おうや」
突然、誰かが耳元でささやいた。
人気者だ。
その後も何か言葉を発し続けているが、誰かの歌にかき消されて聞き取れなかった。
苦笑いを浮かべながら「無理だ」と首を振る俺。
彼は少し笑って「お前のハニー(片思い)が聴きたがっとる」と。
その横に目をやると、笑いながら、うんうん、とうなづくハニー(片思い)
俄然、萌えました。
いや、燃えました。
そして、俺が歌ったのはあの曲。
Tomorrow never knows」
もう無我夢中で。

歌い終わって、一瞬の静寂が訪れて、やっと我に返った俺。
嗚呼、やっちまった。
そう思った時、疎らに起こる拍手。
「お前、意外と高い声してんな!」と、人気者。
笑われてない…?
人前で歌った緊張と、よくわからない興奮できょとんとしている俺。
それを見て大笑いの人気者。
じわじわと湧いてくる実感。
あぁ、俺、歌えたんだ…?
嬉しくて。
やたら調子づく俺。
トラウマを克服?した瞬間でした。

写真は、クマです。
あの、肉食の。
クマです。
posted by 圭佑 at 06:45| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月04日

‡Creep‡其ノG

photo.jpgもう何か忙しくて、毎日ちょこちょこ書き溜めて更新する感じ。
寝不足も限界DEATH。

さて。
Tomorrow never knows』を聴いた俺。
その時、その瞬間から、頭に音が頭にこびりついて止まなくなってしまった。
なってしまった、と書いたのは、少し困った事もあったから。
浸り過ぎて、ボーッとする事が多くなったり、詞の意味を考えて、中々寝付けないなんて事が増えた。
Mr.Childrenに恋してしまった。
もう、完っ全にお熱だ。
世界は変わった。
空はいつもより青く燃えて、急に周りの世界との距離が近くなったような気がした。

結局、ハニー(片思い)とのカラオケは熱出して不参加。
でも、そんな事はもうどうでも良かった。
だって、俺は素晴らしいモノを知ってしまったんだから。

そんなある日。
親戚の兄ちゃんの結婚式に出席する事になった。
例外なく、哲也と修治も出席。
成り行きは忘れたものの、その披露宴で歌う事になった。
んで、Tomorrow never…しか歌えない俺。

俺は歌った。
人生で初めて、人前で。

出来は惨めなモンだった。
声は上擦り、震えていた。
それでも満足していた。
気持ち良かった。
それが全てだった。

だが、然し。
披露宴の後、声をかけてきた親戚の兄ちゃんの友人の言葉で、状況は一変する。

『いやぁ〜君の歌が1番良かったわぁ!』

ガキながらに、俺は悟った。
その友人達のニヤついた顔と、冗談混じりの会話が、俺を笑い者にして楽しんでいるようにしか見えなかった。
俺は怒った。
激しく怒った。
背を向けて、無言でその場を去り、曲がった先の廊下の壁を思い切り蹴った。

惨めだった。
悔しかった。

廊下の向こうから、もう俺の事なんかとっくに忘れているであろう連中の笑い声がずっと響いてきて、いつまでも消せなかった。

ド畜生。

ちなみに。
写真はちょうど一年くらい前のジレンマ。
俺、髪短ぇな(笑)
posted by 圭佑 at 02:03| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする